むずかしい事抜きに､その名前もしくは名称をよく認識されている資格に気象予報士が有る｡
他の国家資格に比較して気象予報士はまだ新しい資格と云えるが､この資格が誕生した時にテレビで活動していたお天気キャスターが取得に走った結果､現状のように知名度が上がる事となった｡
気象予報士のメインの仕事は､気象庁から提供される数値予報結果や気象衛星､気象レーダー､アメダス等の多種多様な観測データを総合的に決断し予測業務を実践する｡
これらの気象情報を､流通､レジャー､船舶､建設等､情報を必要とする人達のニーズに応じて加工して提供する｡
勤務形態を観てみると､民間の気象会社へ就職するのが一般的であるが､新規採用はおおくないようである｡
他には公務員として就職し､気象庁職員に成ると云う方法も有るが､こちらも絶対数は多くはないようである｡
天気予報を仕事にしたい､とつよい意志があるケースの場合は､国家公務員試験を経て気象庁に入る事を目指すのが王道と云えるだろう｡
また､テレビやラジオで天気予報をするには､アナウンサーとして局入りするか､タレント性のある民間気象会社に就職する事が大前提となる｡
こういった具合にしてみると､気象予報士は資格を取っても､それを仕事につなげるのはなかなかどうしてむずかしいと言えそうである｡
合格者のおおくがペーパー予報士､と云うのもうなずける｡
気象予報士のタレントもいる事から､話のネタつくりの為に受験する人もいるようである｡
とは言え､合格率が4パーセントほどのむずかしい試験に合格するのは並の努力ではいかないだろう｡
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