雑誌の広告ページや新聞の折込チラシ等で､通信講座の案内を観た事のある人もいるだろう｡
｢資格を取って､就職が有利に成る｣とか｢在宅ワークで収入アップ｣等のキャッチコピーが並べられていて､就職や転職を考慮している人には魅力的に実感してしまう｡
その中で､殊更に在宅ワーク向けの資格として速記技能検定と云うものがあるのを御存知であろうか?
テープおこしの仕事で月に数万円を稼いでいる､と､広告通りに上手く軌道に乗れるかは別として､ここではこの速記技能検定にかんしての解説をしたいとおもう｡
まず速記技能検定には6級から1級まで在り､2から1級には速記士証が交付される｡
会議や演説等の速記をするケースの場合は､2級以上を取得する事が必要となってくるのだ｡
仕事の内容は､速記用の簡略記号を使用して人の話を速記し､それを速記用記号から通常の文字に反訳する事である｡
録音テープを聴きながらパソコン等で内容を入力する事も有る｡
人の声を聞き取って文字にしていくだけ､と簡単な仕事に思われがちであるが､演説内容に拠っては専門用語もでてくる為､いっぱい知識が必要な仕事である｡
普段から新聞等に目を通してアンテナを常に張り巡らせているような人に向いた仕事と云えるだろう｡
また､話を黙って聴いて速記していくのは地味な仕事でも有るから､根気も必要である｡
フリーとして仕事を受ける事が出きれば､受けた量に比例して収入もアップするが､自身を売り込む努力もしなくてはならない｡
速記事務所等に就職し､一般企業からの仕事を受けて活動している人もいる｡
速記技能検定には殊更に受験資格は設けられていないし､通信講座等も有る為､仕事をしながら､もしくは子育てをしながら取得する事も可能な資格である｡
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